評判の宝石買取業者を調査しました。
こちらではルビーの相場や査定額、特徴、売るときの注意点、宝石の見分け方について紹介します。
ルビーはサファイアと同じくコランダムという鉱物に属し、鉱物学的にいうと兄弟です。 不純物が少なく純粋なコランダムは無色透明ですが、1%程度のクロムを不純物として含むとルビーになります。不純物が0.1%でピンクになりピンクサファイアとなります。 5%以上になると宝石としての価値はほとんどありません。
ルビーは産地によって色調が異なり、ミャンマー産のものは酸化クロムの含有が多く純度が高いため美しい赤色となります。最高のルビー色といわれるピジョン・ブラッド(鳩血)色のルビーはほとんどがミャンマー産です。
スリランカ産のものは色調が明るく淡色のチェリーピンク色、タイ産のものは鉄分の含有が多いので、黒みがかった暗赤色です。現在市場に出回っているほとんどのルビーがタイ産となります。
同じコランダム属のサファイアは大きな石を産出しますが、ルビーはほとんど大きな石がなく、3カラット以上の大きなルビーとなると、たいへん高価なものになります。
ルビーをなるべく高く売るコツは、保証書や鑑定書、ケースなどの付属品があればそろえておく、売る前に自分でクリーニングをする、カットの種類や大きさなど売りたい宝石の詳細についてを知っておく、買取を依頼する前に買取店のHPにある「無料見積もり」などで大まかな査定金額を把握しておく、買取りは宝石買取り専門業者に依頼することなどがあげられます。
自分でクリーニングをする場合は、宝石別にお手入れ方法が違いますので、宝石にあったクリーニング方法でお手入れをするようにしてください。
ダイヤモンドに次いで硬いルビーやサファイアは耐久性は貴金属No.1です。 熱や薬品にも強く、家庭でのお手入れが可能です。ダイヤモンドと同じように中性洗剤とやわらかい毛先の歯ブラシを使い、爪の間や裏側についた汚れを毛先でよく落とし、丁寧にぬるま湯でゆすぎ、柔らかい布で水分をふき取りましょう。
汗や皮脂、コスメ、除光液、ヘアスプレイ、紫外線/強光、温泉、塩素系洗剤、超音波洗浄機は安全ですが、衝撃はできるだけ避けましょう。
ルビーで大切なのは色相で、レッド、レッドパープル、レディッシュパープルの順に青みがかるほど、色相が低いと判定されます。レディッシュパープルは、見た目がとても美しくても評価は低くなります。
ルビーの品質を見分けるには形の良さ、色のムラ、彩度、インクルージョンの有無などをポイントにして全体の美しさで判断します。
ルビーを選ぶコツとしては、なるべく黒っぽいものを避けるということですが、ジュエリー店の強い照明の下では黒みは目立たず赤だけが際だって見えるので、物の陰などに置いて黒味を確認することが重要です。蛍光灯の下で見ると全く違う宝石のように色が悪く見えてしまうので注意しましょう。
本物のルビーはサファイヤ同様、光にかざすと60度の角度で直線の帯が見られますが、偽物の場合は帯の線が無かったり、曲線だったりすることも覚えておきましょう。