評判の宝石買取業者を調査しました。
こちらではタンザナイトの相場や査定額、特徴、売るときの注意点、宝石の見分け方について紹介します。
相場:2万円( 0.5ct ルース)~100万円(10ct ルース)
査定額:23万円~28万円(タンザナイト ダイヤモンド取り巻きリング)
パワーストーンとし有名なタンザナイトは和名で灰簾石と呼ばれ、宝石としてもとても人気があります。
タンザナイトは1960年代に東アフリカ・タンザニアのメレラニ鉱山でルビーを発掘していた鉱物コレクターによって発見されました。
はじめは美しい青色を見てサファイアだと思って持ち帰り鑑定したところゾイサイトの一種であることがわかったのですが、ゾイサイトはピンクや緑色のものしか産出されていなかったので青色のゾイサイトはとても珍しいものでした。
産出地タンザニアの夕暮れ時の空のような神秘的なブルーであることからアメリカの宝石商社ティファニーにタンザナイトと名付けられました。
タンザナイトは多色性で、見る角度により青や紫の強さが変化するという特徴があります。
昼の自然光の下では透明感のある群青色に、白熱灯のような光の下では紫色に輝きますが、青と紫、紫と赤が同時に見えることもあります。タンザナイトの色はバナジウムによるもので酸化クロムが多く含まれるほど濃い青色になります。
タンザナイトをなるべく高く売るコツは、保証書や鑑定書、ケースなどの付属品があればそろえておく、売る前に自分でクリーニングをする、カットの種類や大きさなど売りたい宝石の詳細についてを知っておく、買取を依頼する前に買取店のHPにある「無料見積もり」などで大まかな査定金額を把握しておく、買取りは宝石買取り専門業者に依頼することなどがあげられます。
自分でクリーニングをする場合は、宝石別にお手入れ方法が違いますので、宝石にあったクリーニング方法でお手入れをするようにしてください。
タンザナイトは劈開という一定方向にひびが入りやすい性質を持つ宝石です。ぶつけたり落としたりすると割れてしまうので注意しましょう。
汗/皮脂、コスメ、除光液、ヘアスプレイ、紫外線/強光、塩素系洗剤、は安全ですが、温泉はできるだけ避けましょう。超音波洗浄機、衝撃はNGです。
見た目がブルーサファイアに似ているので、青が強く多色でないタンザナイトが良いとされていましたが、最近はサファイアとタンザナイトは別の宝石として違う観点から評価すべきとされています。
とても人気あるタンザナイトですが、今でもメレラニ鉱山以外の場所では産出されていないため大変貴重な宝石で、12月の誕生石にもなっています。
発見当初は加熱処理を行わなくても美しい原石が産出されていたのですが、現在ほぼ100%が加熱処理され、非加熱のタンザナイトを探す事はほとんど不可能です。
タンザナイトは宝石の中でもかなり傷つきやすく、衝撃に対しても弱い「へき開性」という性質があって、割れたり欠けたししやすいので注意が必要です。
タンザナイトは多色性という見る角度によって青色や紫色が強くなるという特徴のある宝石です。この特徴からブルーサファイアとの鑑別は比較的簡単です。